川瀬一馬『入門講話 日本出版文化史』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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川瀬一馬『入門講話 日本出版文化史』

川瀬一馬

『入門講話 日本出版文化史』

エディター叢書33

昭和58年7月25日 発行

日本エディター・スクール出版

     目次

  はじめに

第一章 総説日本出版文化史の特色

 出版とは

 版木の上質

 用紙の上質

 筆写体

 日本民族表現意識

 日本文化本質に由来

 佚存書

 印刷技術と出版内容との変化

 出版文化史研究者の条件

 遺品の時代的判定

 料紙の判定

 装訂その他の判定

 年代による発達変化

 印刷出版文化と皇室

第二章 奈良時代印刷出版

      ──わが国印刷出版の始め──

 唐代の印刷遺品

 百万塔の陀羅尼

 元興寺小塔院と唐招提寺の遺品

 書写陀羅尼

 陀羅尼印刷の進言者

 吉備真備の唐文化将来

 唐の新文化輸入の国策

 『日本霊異記』の「模版」記事

 『日本霊異記』の内容性質

 正倉院に残る型摺

 百万塔陀羅尼は銅版

 銅版・木版印刷面の相違

 印刷の墨付

 印刷面の字様

 安田文庫蔵数十枚の陀羅尼調査

 陀羅尼の偽物

 百万塔陀羅尼に関する質疑応答

第三章 平安朝印刷出版

 平安朝初期の印刷

 平安朝仏教

 慈覚大師の台密

 寺院の無税

 貴族の物質主義と仏教信仰

 摺経供養の発生

 『本朝文粋』と『続本朝文粋

 大屋徳城博士の研究

 『平安朝摺経の研究』

 褶経の遺品

 度縁牒

 『二中歴』の天台六十巻の版木

 褶経の技術の由来

 定深の書写・褶写優劣論

 唐招提寺の褶経発見

 現存世界最古の印刷遺品群

 褶仏

 応保二年の摺仏毘沙門天像

 浄瑠璃寺の慴仏

 三十三問堂の千手観音の摺仏

 宝塔経  

 扇面古写経の下絵版画

第四章 中世印刷出版(その一)

      ──春日版高野版など──

 中世の時期区分

 北条幕府と足利幕府

 鎌倉の新文化と京方の伝統文化

 金沢文庫意義

 中世印刷文化の特色

 春日版の盛行

 伏敵祈願の刊経 

 叡尊出版

 泉涌寺の覆宋刊律部

 東大寺

 素慶の開版  

 法隆寺の出版

 聖徳太子信仰

 上州長楽寺の出版

 西村兼文の『古梓跋語』

 兼文以後発見の古版本

 霊山寺版と極楽寺版

 醍醐寺版 

 叡山版『法華三大部』 

 東寺.石清水の開版

 高野山の開版

 北条氏と高野山

 高野山の「印板目録

 根来版

 浄土教版

 浄土教版の問題点

 大屋博士の『寧楽刊経史』

 鎌倉時代印刷の優秀性

 消息経の摺刷

第五章 中世印刷出版(その二)

      ──五山版──

 禅宗と出版文化

 五山版

 和田雲村の『訪書余録

 私の五山版研究

 両足院五山版

 五山版出版意義

 五山版出版の内訳

 初期の五山版

 東福寺開版の五山版

 由良興国寺版 

 その他の初期五山版 

 正中二年刊『寒山詩』

 嘉暦四年刊『臨済録』

 『兀庵和尚語録

 『蘭渓和尚語録』 

 南北朝の五山版夢窓国師

 夢窓国師の修行 

 夢窓国師の出世と政治家指導

 『夢中問答集』

 禅宗と室町時代

 臨川寺版

 妙葩と来朝元刻工の活動

 『新撰貞和集』の場合 

 兪良甫刊の「柳文」

 『対相四言雑字』

 漢民族古典解釈

 日本人漢籍古典の利用法

 刻工名発生の理由

 妙葩時代の企業的出版傾向

 素慶出版の『古文尚書

 「正平論語攷」

 無刊記五山版出版識別

 博多

 泉州堺の阿佐井野版 

 地方における出版

 『碧崙録』と『聚分韻略』の地方版

 絵入の版本

 『融通念仏縁起絵巻』の出版

 中世期地方印刷文化地図

第六章 古活字版時代

      ──活字印刷術の伝来とその発達──

 寺院の非営業出版

 西洋活字印刷術の伝来

 朝鮮活字印刷術の将来

 慶長前後の日記記録の内容

 政治・文化の変転

 私の古活字版研究の経過

 資料の発見と増補版

 文禄慶長十年刊行古活字本年表

 最初のキリシタン版 

 文禄勅版『古文孝経』 

 朝鮮銅活字(甲寅字)

 平仮名活字

 慶長勅版 

 医師の活字開版 

 足利学校同門学儒の活字開版

 車屋等の活字開版

 徳川家康伏見版駿河版

 寺院の活字開版と出版業の発生 

 江戸活字出版 

 本阿弥光悦活字出版 

 光悦本新古今和歌集』月詠歌巻 

 本屋活字出版

 創作出版の発生、『大坂物語』 

 仮名草子活字印刷

 古活字版発達の意義 

 活字印刷における活字利用度 

 仮名の連続活字

 活字の利用とその種類 

 活字の年代識別

 活字印刷盛衰の理由 

第七章 江戸時代出版文化(その一)

      ──時期の区分と初期・盛期の出版文化──

 体系化の流動

 江戸文学研究の偏り 

 武家の文化表現申楽能 

 申楽能における芸術性と大衆性

 歌舞伎・人形浄瑠璃記録残存 

 文人

 戦前の学校学習における江戸文学の位置

 江戸時代出版古典流布版本の無視

 松廼舎文庫の焼失

 安田文庫の戦災焼失

 安田文庫の「江戸絵図」

 町鑑と武鑑

 「伊勢暦」の蒐集

 江戸期代表の出版物と変り板

 一板刷の蒐集

 『江戸物語』と久原家の家庭文庫

 江戸時代出版文化史の時期区分

 「古版本の話」の四期区分提唱

 江戸末期の区分

 江戸初期の区分

 江戸時代出版の盛期

 士農工商の身分確立

 江戸時代出版の中期

 俳諧世界

 菱川師宣の絵本

 盛期における仏書漢籍・国書の出版

 附刻本の価値と意味

 『鉄眼版一切経』 

 出版書肆の版木保存

 版本の摺り具合の識別

 『庭訓往来』の活用

 初期の色刷と丹緑本

第八章 江戸時代出版文化(その二)

      ──江戸中期の出版文化──

 出版書籍目録

 残存数

 江戸の町人と戦後の日本民族

 瓦版

 通俗仮名絵入本が重んぜられる理由

 赤本

 青本・黒本

 歌舞伎絵入狂言本と絵入浄瑠璃

 色刷『父の恩』

 「江戸絵図」色版の初出

 春信の色刷絵本

 友禅染

第九章 江戸時代出版文化(その三)

      ──江戸末期の出版文化──

 江戸末期の出版

 官版の開版

 藩版の奨励

 阿波藩の『通鑑』

 『官板書目

 家塾版

 国分青崖翁の木活字本蒐集

 立身の学

 古活字本近世木活字

 銅版印刷

 近世木活字本の内容

 王政復古と西洋の新知識

 皇室と印刷出版文化

 明治維新西洋活字印刷

 丹鶴叢書

 色刷『千歳例』

 江戸時代と現代

 絶版書

 貸本屋と書き本 

 徳治主義に立つ法治主義

 文化史研究の基礎的資料としての印刷物・出版物

日本書誌学関係著作参考書目

装本・藤森善貢

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。