川本茂雄『ことばについて考える』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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川本茂雄『ことばについて考える』

川本茂雄

講談社学術文庫

昭和54年9月10日 第1刷発行


読むこと、読み取ること

  竹内啓(東京大学教授)

  外山滋比古(お茶の水女子大学教授)

  川本茂雄

 時計を読む

 量を読み取る

 音を伴わない読み

 形のイメージ言葉と内容

 直接話法があいまい

 碁の読みコンピュータにはできない

 無意識のスクリーニング

 読むことにならない"速読"

 未知の世界を読む

 認識の世界を広げる

 説明に使われた表現がわかる

 非現実的な空間へ羽ばたかない

 共通の原型がない

 第一級にはなれない

 ヨーロッパ流にも限界が



工学と言語 図形をめぐって

  吉川弘之(東京大学教授)

  出原栄一(北海道東海大学教授)

  川本茂雄

 自然言語では表現しきれない

 図形にも言語構造

 図形が発想のもと

 抽象性と具体性図形は空間、言語は時間

 抽象図面の可能性図形とモデル

 図形蔑視

 言語認識と図形認識

 美的なものも論理として表現



翻訳について

  鎮目恭夫(科学評論家)

  川本茂雄

 悪訳・誤訳

 知識が進むほど訳しにくい

 自分のものとして訳した明治時代

 意味をなさない訳が罷り通る

 "わからない"と言える

 世界の文化に通じる

 自動車の免許取得スタイルに

 丹念な訳だけど意味

 何のための翻訳人間の言葉で考える能力

 細かいことを馬車馬的に

 顔を見て、話を聞くと

 経験と言葉とがはまる

 日常生活と切り離された言葉

 広い意味での翻訳


言語と認識

  波多野完治(お茶の水女子大学名誉教授)

  川本茂雄

 新聞文体

 専門化がない

 等質的な国民単数と複数

 言語と行為

 ピアジェの言語観真の創造性

 保存の概念

 語学教育の目標は何か

 行動を基礎に置く

 同化と調節

 言葉の誕生

 言葉を通じて言葉の向うを


コマーシャルの言葉

  山川浩二(電通)

  滝島英男(電通)

  川本茂雄

 わからないCMでいい

 時代背景とのかかわり

 どなられるのはイヤ

 ふだん着の世界

 テレビを見る眼に違い

 吹き替えはダメ

 優しさのあるCM

 黙っていてもわかる

 状況と切り離せない言葉

 カミシモを着た言語イメージ

 はやりそうな言葉

 "短くて言い易く"ない方が

 商品の枕詞

 CMが換気の役割思いやりが形にでない

 新しい言語表現のスタイル


書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。