多識篇 二巻(別本五巻)二冊 林道春の著。寛永七年古活字本、慶安二年再板本などがある。二巻本十五巻本とがあるが、大差はない。後に出た「改正増補多識篇?」は内容もやゝ豊富になり組織も整理されてゐる。本書は分類體の漢和辭書で漢詩文を作る爲の辭書である。本草類には特に力を注いだらしいが、一般辭書としては特に注意すべき程のものではない。 (亀田次郎「国語学書目解題」)
多識篇 二巻(別本五巻)二冊
林道春の著。寛永七年古活字本、慶安二年再板本などがある。二巻本十五巻本とがあるが、大差はない。後に出た「改正増補多識篇?」は内容もやゝ豊富になり組織も整理されてゐる。本書は分類體の漢和辭書で漢詩文を作る爲の辭書である。本草類には特に力を注いだらしいが、一般辭書としては特に注意すべき程のものではない。
(亀田次郎「国語学書目解題」)
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ta/kaidai_ta002.html