増補聚分韻略

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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書誌として不完全です。
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増補聚分韻略

弘化乙巳初春 無一道人


増補聚分韻略凡例

嚮に世に行はれし韻略は謬誤甚だ多し 即ち一東の韻乾坤門に潼嵩を始にいだし穹風を後に置くが若き 天象降て地理の下に在の類是なり 今悉く是を正し各其位を得せしむ 他は枚挙にたえず 推て知べし

此篇収る所古より韻脚熟用の字は輙ち左傍に小圏を加へ且詳に訓釈を施して髫年初学の士に便す

大抵詩賦の韻は平声を用ること居多なる故に今更に広韻に就て平字を採入して原刻の闕漏を補ふ 凡一字に付て多音多義にして旧刻いまだ詳かならざる者多し 亦随て註を加へ共に各韻の後に附す 読者幸に之を詳にせよ

東○ トウ 春方 又和琴名  ヒガシ:ハジメ:ウゴク:アツマ

風○ フウ ー雨 ーー鸇也 タカ カゼ:ヲト:ハナツ:ホノカ:ヲシヘ 

虹○ コウ 蝀 ニシ

穹 キウ 高 蒼ー タカシ:キハマル:ヲヲソラ

空○ コウ ー虚 又 アナ:ソラ:ヲホイ也:ムナシ:ウツホ



弘化三丙午臘月発兌



享保十九年版聚分韻略を元にしている

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。