和句解

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
「検索」ボタンを活用して下さい。 岡島昭浩がやっております。 一部、JSPSの15H01883,18520354などの恩恵を受けております。

和句解

和句解 わぐげ*1 語學書 六卷

著者松永貞徳

【刊行】寛文二年五月刊、加藤盤齋の序あり。元祿九年和語のしるべ」と改題し、序文を改めて再刷。

【内容】國語語源を説いたものである。單語いろは順辭書體に排列して一々その語源を註してゐる。著者の序に「未再治の本なり。あやまりも、調はぬ所もあるべし」と記してゐるから、未定稿であつたらしい。

【價値】本書は、專ら國語語源を考究した書としては有數のものである。而して江戸初期に出た貝原益軒の「日本釋名」(別項)に頗る大きな影響を與へてゐる。これらの點では注意すべきものである。但しその内容は牽強附會で用ひ難いものである。蓋し何れの國に於ても初期の語源研究の書は、この種の弊に陷つてゐるが普通であるから、深くとがむべきではないであらう。     〔龜田〕

http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/26172259.html

わくかい

   和句解   五巻  松永貞徳

 言語を、いろは順に集めて、一々語源説明せり。加藤磐齋の序あり。寛文二年壬寅〔二三二二〕の出版

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/wa/kaidai_wa007.html

和句解 五巻

 松永貞徳の著。寛文二年五月刊。本書は國語語源を研究したものであり、單語伊呂波順配列してある。その語源解釋は常識的であるが、とに角語源研究書として最初のものである事と、徳川初期の益軒の「日本釋名」に影響を與へた點で注目すべきものである。

亀田次郎国語学書目解題」)

http://dbrec.nijl.ac.jp/KTG_W_1870015


雄松堂マイクロフィルム『歌学資料集成』のリール231に収録されている。


土居文人松永貞徳和句解』 本文と研究』和泉書院

*1:「わぐげ」より「わくげ」が穏当かと思うが、本辞典では濁点があるように見えるし、原本序文にそうある。『国書総目録』での読みは「わくかい」。

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。