古言梯

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古言梯

楫取魚彦

http://dbrec.nijl.ac.jp/KTG_W_2755

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/k5/kokusyo_ko045.html

古言梯 語學書一卷

著者楫取魚彦《かとりなひこ》

成立明和元年八月

諸本初版本明和二年五月刊行。加藤宇萬伎の序(明和二年四月)、賀茂眞淵の跋がある。次いで「古言梯再考全」が出で、次いで寛政七年村田春海が増訂し、享和二年清水濱臣が増訂して「古言梯 再考増補訂正」と題するものが出た(文政三年十二月再刻)。これには清水濱臣の跋がある(文政四年三月附)。また山田常助が増訂した「増補古言梯標註」が出た。この外に「掌中古言梯」(藤重匹〓補、文化五年刊)、「袖珍古言梯」(天保五年刊)等がある。

【内容】本書は假名遣辭書といふべきものである。著者假名遣研究に於ける契沖の「和字正濫抄」(別項)の功を賞讃し、その足らない所を補ひ、誤を訂したのであつて、古書から假名遣の證據となるもの千八百八十三言を拔き出し、悉くその出所を舉げて根據を示してゐる。著者引用した古書は、「古事記」「日本書紀」「續日本紀」[續日本後紀」「祝詞」「宣命」「萬葉集」「新撰萬葉」「新撰字鏡」「和名鈔」(各別項)等を初め、「風土記」「神樂」「催馬樂」「古今集」(各別項)、その他古い物語類である。これ等から摘出した語を五十音順に排列した。契沖の「和字正濫抄」は、根據たるべき實例を擧げなかつたため. 十分人をして服せしめることの出來ぬ憾みがあつたが、魚彦は確實な資料を用ひて、古代文獻に基く假名遣の法を大成したのであつて、本書は假名遣研究史の上にも假名遣法の上にも一時期を劃するものである。 

【影響】本書出づるに及んで、一般學界は歴史的假名遣の據るべきものであることを覺り、爾來一般に歴史的假名遣が用ひられるやうになつた。本書の版本は、前記の如く數種あり、又増補訂正した人も數人に及んでゐることは、本書が如何に世に行はれたかを證明するものである。   〔龜田〕

http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/25741441.html

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ka/kaidai_ka109.html

古言梯 一巻一冊

 楫取魚彦著。明和二年刊本を初めとして、「古言梯再考?全」春海増訂寛政七年本、享和二年刊「古言梯再考増補訂正?」(清水浜臣増訂)同文政三年再刻本、弘化三年刊「増補古言梯標註」(山田常助増訂)文化五年刊「掌中古言梯」、天保五年刊「袖珍古言梯」などがある。契沖の「和字正濫鈔」の説を継承して歴史的假名遣を研究したもので、古事記祝詞萬葉集新撰字鏡神樂古今集のその他物語等の類。古典から假名遣の證據となるもの千三百八十三語を抽出し、之を五十音順配列してゐる。本書は實に契沖の「和字正濫鈔」の不備なる點を補ひ、確實な資料によって之を大成したもので、本書出でゝ契沖假名遣の説に猶服しなかった當時の學界も以後之を認めて「定家假名遣」以來の所謂語勢的假名遣派の反駁もその影を潜めた。實に假名遣研究史上に、又假名遣法?に一時期を劃した書と云ふべきで、前記の如く数種の板本がその後出でたるを見ても本書か如何に世に行はれたかは窺ひ知られる。

亀田次郎国語学書目解題」)

岩波日本古典文学大辞典 大野晋

国史大辞典 古田東朔

国語学辞典 井上誠之助

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国語学研究辞典 蜂谷清人

国語学史資料集

日本語学研究辞典 林義雄

日本語事典 佐藤武義


本文

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2533545 再考

http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho02/ho02_04921/index.html 再考

http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho02/ho02_04455/index.html 再考

http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho02/ho02_04251/index.html 再考

http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko31/bunko31_e0930/index.html 再考

書籍からの画像で注記のないものは、著者の著作権が切れ、刊行後五十年以上経っているものである筈です。