助辞本義一覧

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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助辞本義一覧

http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/50351383.html

助辭本義一覧 二巻二冊

 橘守部著。天保九年刊。橘守部全集所収。本書は「助辭本義考?」七卷の抜萃であると著者は言ふが、今日その原の書は存してゐない。當時の所謂てにをは(今日のてにをは及び動詞形容詞語尾並に助動詞)の呼應を研究したものである。而して守部は「玉緒」等に係辭と云ふを「指辭」と名付け。結辭と云ふを「受辭」と稱へて上巻には「指辭」を、下卷には「受辭」を論じてゐる。なほその助辭について和歌に餘り用ひられて居ないものはこれを除いたと云ってゐる。本書は語源的に「助辭」を研究するのが主目的であった爲、これを動詞形容詞助動詞の研究とし見ると「玉緒」より進んでゐるとは言へない。又その研究も大部分は音義説を以って解釋して居るが音義論そのものが學的に他へ應用し得ないものであるが爲に結果は餘りよくない。がとにかく音義説の方では代表的著作であり又「紐鏡」や「玉緒」を反駁的に批評した書として注意すべきである。

亀田次郎国語学書目解題」)

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/s2/kokusyo_si182.html

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。