倉島節尚『中高生からの/日本語の歴史』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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項目の形に規準はほとんどありません*
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倉島節尚『中高生からの/日本語の歴史』

倉島節尚

ちくまプリマー新書

二〇一九年三月十日 初版第一刷発行

はじめに

 世界にはいくつの言語があるか

 日本語はどの語族に属するのか

 日本語を話す人は何人いるのか

 日本語は難しい言語


文字との出会い 奈良時代以前の日本語

 金石文

 漢字の伝来

 漢字に音とが定着する

 古代ハ行音パ行音だった?


知識人たちの言葉 奈良時代日本語

 【音韻】幻のルールに満ちた時代

 【表記万葉仮名の工夫

 【語彙】短かった名詞

 【文法語法書物編纂がさかんに


貴族文化が花開く 平安時代日本語

 【性格】京都の貴族の言葉

 【音韻】ファ行の消滅

 【表記ひらがなカタカナの発明

 【語彙漢語が広まる

 【文法語法和歌にも文章にも係り結び

 「あめつち」「たゐに」「いろは」「五十音図


僧侶・武士中心の文化 鎌倉時代日本語

 【性格】近代への過渡期

 【表記仮名の使用が広まる

 【語彙漢字尊重の風潮

 【文章文体】武士の力強さが全面に


民衆の台頭 室町時代日本語

 【性格】近代日本語へ向かう

 【音韻】消えた音と生まれた音

 【表記文化が礼法と結びつく

 【語彙】優雅な女房詞

 【文体和漢混合文*1の流行

 【文法語法】単純化への流れ


近代の幕開け 江戸時代日本語

 【性格】多様化する言葉

 【音韻】音が減る

 【表記漢字庶民に普及

 【語彙漢語の定着

  コラム 幕末編纂された三大辞書

 【文法語法】豊かになる待遇表現

 【文章文体】言文が二分化する

 江戸語方言

 国学者日本語研究

  コラム 日本語の研究を行った学者たち

 英語説明された国語辞典 『和英語林集成


西欧文化との出会い 近代明治大正)の日本語

 【性格】ヨーロッパ化の気運が高まる

 【音韻東京アクセント京阪アクセント

 【表記漢字使用の制限へ

 【語彙和製漢語が作られる

 【文法語法】受け身表現の一般化

 【文章文体言文一致運動

 新聞雑誌書籍の刊行

 近代国語辞典の誕生

 機械によるコミュニケーションの発達と共通語


激動する昭和時代日本語

 【音韻外来語の影響

 【表記常用漢字表などの告示

 【語彙和製漢語の登場

 【文法語法ら抜き言葉が広がる

 ことわざ解釈変化

 マスメディアの発達

 電話の普及

 昭和時代国語辞典


IT全盛の時代 平成時代日本語

 いつでもどこでも

 パソコン利用が普及 emailが日常化する

 電子辞書の実用化

 若者が生んだ新しい表現

 現代の敬語表現


おわりに

 日本語史時代区分

 記録された日本語

 変化はさまざまな部分に現れる

 変化が続く日本語


参考文献 222-224

あとがき

索引 230-228

*1本文では「和漢混交文」だが、本文中の見出しでも「和漢混合文

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。