佐藤稔『読みにくい名前はなぜ増えたか』

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佐藤稔『読みにくい名前はなぜ増えたか』

佐藤稔『読みにくい名前は なぜ増えたか』吉川弘文館

歴史文化ライブラリー  236

二〇〇七年(平成一九)八月一日 第一刷発行

 

読みにくい名前はなぜ増えたか (歴史文化ライブラリー)

読みにくい名前はなぜ増えたか (歴史文化ライブラリー)

#名づけ

目次

変わってゆく名前 プロローグ

  子に名をつける

  子どもの名前が読めない

  どう読めというのか

  名前の難しさの質

  名前が読めないことで困る世界

  少数派の考えか


名づけ」と「名前

 「名づけ」とは何か

  事物に名づけをする

  人に名をつける

  名前は何を語るか

 「名づけ」の由来

  よい名前とは

  漢字渡来

  名詮自性


名の用語意味

 さまざまな名前

  姓・氏・苗字

  苗字必称令

  クイズとして

 名前日本人

  いろいろな名前があること

  幼名

  幼名の余響

  実名

  字[1]─呼び名

  字[2]─中国

  唐名

  諡(諡号)

  院号法名戒名

  雅号源氏名・芸妓名・接客名・芸名

  多名の時代から単名の時代

  古代の名を覗く


名乗り字」「名乗り」とそれからの逸脱

 「名乗り字」と「名乗り」とは

  問題の所在

  「名乗り字」とは

  「名乗り字資料のサンプル

  名乗り

  「二字」「一文字名」

  名前の読みにくさ

  本居宣長の周辺から

 逸脱してゆく名前

  ある町の「広報」所載の出生者名

  還暦祝いの同期会名簿から

  「止め字」の多様化

  名前機能低下

  変則的な音訓の用い方

  小学生の名前

  近代言語政策との関わり


日本語名前の行方─エピローグ

あとがき

参考文献

吉田澄夫『名まえとその文字』文部省一九五一年(のちに、吉田澄夫「名前とその文字」文化庁国語シリーズ『漢字』 一九七四年)

坂田聡『苗字と名前の歴史』歴史文化ライブラリー吉川弘文館二〇〇六年

鈴木棠三『言葉と名前』秋山書店一九九二年

杉本つとむ『江戸の女ことば』創拓社一九八五年

杉本つとむ『女のことば誌』雄山閣出版一八九五年

波平恵美子名前と身体と「個人」『からだの文化人類学大修館書店二〇〇五年

宮良當壮「八重山の人名及び屋号」及び「糸満の人名及び屋号」『宮良當壮全集15』第一書房一九八一年

桑原祐子『正倉院文書の国語学的研究』思文閣出版二〇〇五年

 *以下の論考を収載

 「女性構成要素女性名の構成要素「―メ」の表記」(初出、『萬葉』一三九号、一九九一年)

 「男性構成要素「―マロ」の表記」(初出、『叙説』二一号、一九九四年)

 「同名異表記(一)―造東大寺司四等官の場合」(初出、『国語国文』六六巻八号、一九九七年)

 「同名異表記(二)―「ウマカヒ」の場合」(初出、『森重先生喜寿記念 ことばとことのは』、一九九九年)

森山隆『上代国語の研究 音韻表記の諸問題』桜楓社一九八六年

 *以下の論考を収載

 「万葉集所出人名の通用表記について」『文学論輯』二二、一九七五年三月

 「上代人名の略記について」『文学論輯』二三、一九七六年三月

 「奈良時代人名表記に反映した上代仮名遣―その混用例について」『文学論輯』二四、一九七七年三月

 「大宝二年戸籍記載の人名について――長幼の序列表記私見ー」『文学論輯』二八、一九八一年三月

 「養老五年下総国大嶋郷戸籍人名の方処的性格」『文学論輯』二九、一九八二年三月

角田文衛『日本の女性名 歴史的展望』国書刊行会二〇〇六年(もと角田文衛『日本の女性名―歴史的展望』全三巻、教育社、一九八〇l八八年)

佐藤喜代治『漢語漢字の研究』明治書院一九九八年

佐藤喜代治「日本の人名の歴史」『言語生活』三〇二号、一九七六年十一月

寿岳章子『日本人の名前』大修館書店一九七九年

新野直哉名乗り字一覧」『漢字講座6 中世の漢字とことば明治書院一九八八年

遠藤好英命名漢字仮名」『漢字講座4 漢字と仮名明治書院一九八九年

村上雅孝人名漢字」『漢字講座11 漢字国語問題明治書院一九八九年

伊勢貞丈貞丈雑記 1』東洋文庫 四四四、平凡社

古事類苑 姓名部』(特に「名」〈上・中・下〉)吉川弘文館

池上禎造『漢語研究の構想』岩波書店一九八四年

 *以下の論考を収載

 「名乗字」『国語・国文 吉沢義則博士喜寿記念特輯』一九五二年十月

 「漢字日本固有名詞」『懐徳』第四六号、一九七六年十月

矢島玄亮和漢古書目録法の知識』萬葉堂書店、一九七六年

井之口有一『明治以後の漢字政策』日本学術振興会一九八二年

文化庁国語施策百年史ぎょうせい二〇〇六年

笹原宏之『日本の漢字』岩波新書二〇〇六年

阿辻哲次『「名前」の漢字学青春出版社(青春新書)、二〇〇五年

円満字二郎『人名用漢字の戦後史』岩波新書二〇〇五年

武光誠名字日本人文春新書一九九八年

子安宣邦『漢字論 不可避の他者』岩波書店二〇〇三年

添田建治郎『愉快な日本語講座』小学館二〇〇五年

工藤力男「当世奇名辞典――言語時評・十二」『成城文藝』一九六号、二〇〇六年九月

田原広史「人名」『日本語学』第一〇巻六号、一九九一年六月

本田明子「赤ちゃんの名付け」『日本語学』第二四巻一二号、二〇〇五年十月

明治安田生命「生まれ年別の名前調査」()

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。