五音歌

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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五音歌

[]五音歌

アワヤ喉サタラナ舌にカ牙サ歯音

 ハマの二つは唇の軽重


三澤諄治郎「五音歌の考察」(『甲南女子短大論叢』四)(一九五九)

湯沢質幸「五音の歌」文芸言語研究言語篇)』(筑波)22号 (一九九二)湯沢(一九九六)所収

A アワヤ喉 サタラナ舌ニ カ牙サ歯音 ハマノ二ツハ 唇ノ軽重

B アカヤワ喉 サタラナ舌ニ カ牙サ歯音 ハマノ二ツハ 唇ノ軽重

C アワヤ喉 ザタラナ舌ニ カ牙サ歯音 ハマノ二ツハ 唇ノ軽重

D アワヤ喉 タ舌 カ牙サ歯 ラ半舌 ザナ半歯ニテ ハマハ唇音

E アワヤ喉 タラナハ舌ニ カ牙サ歯音 ハマノ二ツハ 唇ノ軽重

G あワや喉 た舌 か牙 さ歯 ら半舌 なハ半歯にて はまハ唇音

H タラナ舌 力牙サ歯音ニ ハマワ唇 アヤノ二ツハ 喉音トシレ

I アハヤ喉 力牙サ歯音ニ タラナ舌 ハマワノ三ツハ唇ノ軽重

湯沢質幸『日本漢字音史論考』勉誠社(一九九六) ISBN:4585100075

岡島昭浩「〈五音歌〉の変容─外郎売りと姓名判断」?飯倉洋一編『テクストの生成と変容大阪大学大学院文学研究科)(2008)




外郎売

石塚雄康『いき・こえ・ことばイメージ』星雲書房(一九九二) p243 ISBN:4880790788

井上ひさし編『日本の名随筆70語』作品社(一九八八) ISBN:4878939702

大松幾子対談朗読文化』かど創房(一九九六) p192など *

勝田久『声優への道』サンノ印刷(一九七八) p196

川和孝『日本語の発声レッスン 俳優編』新水社(一九八一) 

日下部重太郎『朗読法精説』中文館(一九三二)

クロード小林・石丸美智代『やってみよう!ことば遊びラボ』宣伝会議(一九八五) ISBN:4915376672

塩原慎次朗『美しい声の出し方、つくり方』ONBOOKS(音楽之友社)1979

鈴木棠三『ことば遊び』中公新書(一九七五) 「ういろう売のせりふ」の部分は、井上ひさし編(一九八八)に再録。

千田是也『近代俳優術』早川書房、手許のものは昭和四五年四四版、下巻 p303

田中栄三映画演技読本映画世界社(一九五三)

東京声優研究所『めざせ!声優デビュー』成美堂(一九九七) isbn:4415066194 p172

冨田浩太郎『俳優の音声訓練』未來社(一九七六) p150 isbn:4624700260

冨田浩太郎『舞台と映像の音声訓練』未來社(一九八八) p190 isbn:4624700635

馬場雅夫『コトバ遊びの話術』文潮出版(一九七六)* p212

向井吉人『素敵にことば遊び』学藝書林?(一九八九) p208 ISBN:4905640407

安間清『早物語覚え書』甲陽書房?(一九六四)

綿谷雪『言語遊戯考』発藻堂?(一九二七) p61

綿谷雪『ことばの民俗学』都書房?(一九四二)

綿谷雪『言語遊戯の系譜』青蛙房?(一九六四) p41

芸術教育研究所編『演技入門ハンドブック』黎明書房? p143 isbn:465405099X

宇田敏彦「江戸時代の流行語」? 国文学1997.12

評伝社『カセットテープ版/大道芸口上集(下)』1990?((発行年が記されていないが、定価1800円(本体1748円)と消費税3%の時代)、演者、安井博道? ISBN:4893718525

米山文明『声がよくなる本』平成三年、TODAYBOOKS(主婦と生活社)一九七七年初版の改訂版。一九九七年にもTODAYBOOKSの名で、文庫版として刊行。

室町京之介『香具師口上集』創拓社 p140 ISBN:4871380165

福島英『声のトレーニング』岩波ジュニア新書2005 p140 isbn:4005005209

興津要江戸小咄商売往来旺文社文庫 ISBN:4010643765

河竹繁俊『歌舞伎十八番』?(一九四四)

資料集成二世市川団十郎昭和六十三年 和泉書院 ISBN:4870882876

声に出して読みたい日本語 2

声に出して読みたい日本語 2


有坂秀世江戸時代中頃に於けるハの頭音について唐音資料に反映した」*

岩淵悦太郎近世における波行子音の変遷について 蜆縮涼鼓集の記載を中心として」『国文学誌要』(法政大学)4-2(一九三六)・岩淵一九七七

岩淵悦太郎『国語史論集』筑摩書房(一九七七)

亀井孝ほか『日本語の歴史 別巻 言語史研究入門平凡社(一九六五)

木枝増一『仮名遣研究史』賛精社(一九三三) p111

釘貫亨「「喉音三行弁」と近世仮名遣い論の展開」『国語学』192(一九九八)・釘貫二〇〇七

釘貫亨『近世仮名遣い論の研究』名古屋大学出版会(二〇〇七)(p11では「カガサ歯音」と誤植。p83)

坂梨隆三江戸時代の国語 上方語東京堂(一九八七) p58

新村出国語学概説金田一京助筆録金田一春彦校訂教育出版(一九七四)(シリーズ名講義ノート)p146

杉本つとむ蘭語学の成立とその展開1』早稲田大学出版部?(一九七六)

杉本つとむ日本語研究の歴史』八坂書房(一九九八)

鈴木博『室町時代語論考』清文堂(一九八四) p319

鈴木真喜男「『単語篇』に児童がつけたふりがなについて」『松村明教授還暦記念/国語学と国語史』(一九七七) p702

高橋龍雄『発音教授法』(一九〇一)p33 湯沢Eの三句目「カ牙サ歯や」

寺尾五郎?「私制韻鏡解説」『安藤昌益全集五』農山漁村文化協会?(一九八二)

橋本進吉『国語音韻史』岩波書店(一九六六) p112

前田富祺軽重『国語学大辞典』東京堂(一九八〇)

松繁弘之「本居宣長『字音仮字用格』の基礎 「喉音三行辨」の本質『国語学』209(二〇〇二)

馬淵和夫日本韻学史の研究』(一九六五)第三篇「韻学国語学史との関係」第一章「五十音図の研究

馬淵和夫五十音図」『国語学大辞典東京堂(一九八〇)

馬渕和夫五十音図の話大修館書店(一九九三)

馬渕和夫国語音韻論笠間書院(一九七一)p137

藤井常枝和漢字名録』巻之上に湯沢C


載っているかと思ったが載っていなかったもの


岡島(2008)で触れていないもの

あわや喉《のど》・か牙《きば》・さ顎《あぎと》・たなら舌《した》・は軽《かろ》・ま重《おも》く・唇《くちびる》の声《こえ》

藤井乙男『諺語大辞典』による。


そりゃそりゃ、そらそりゃ、まわって来たわ、まわって来るわ、アワヤ喉《のんど》、サタラナ舌《した》に、カ牙《げ》サ歯音《しおん》、ハマの二《ふた》つは唇《くちびる》の軽重《けいちょう》、開合《かいごう》さわやかに、アカサタナハマヤラワオコソトノホモヨロヲ

 (久保田尚『新版・大道芸口上集』(評伝社))

  室町京之介にも言及

そりゃそりゃそりゃ、そりゃそりゃ、廻ってきたわ、まわってくるわ。アワヤ喉《コー》、サタラナ舌《ぜつ》に、カ牙《が》サ歯音《しおん》、ハマの二つは唇《しん》の軽重《きょうじゅう》、開合さわやかに、あかさたなはまやらわおこそとのほもよろを

(p158)





http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/kuzan/20070626/

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