イ・ヨンスク『「ことば」という幻影』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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イ・ヨンスク『「ことば」という幻影』

イ・ヨンスク

明石書店

まえがき9

第1章 言語という装置15

  ことばの道具性15

  ことばの力20

  感情のことば/ことばの機械26

  単語連鎖装概とロゴクラシー31

第2章 文字から文体へ 漢字言語的近代38

  "Singlish"の寓話38

  朝鮮における漢字.漢文43

  日本における漢字言語的近代50

  漢字問題から文体問題へ58

第3章 「東京語」の表象の成立65

  失われた「京都語」の威信65

  「言語の混合」としての「東京語」69

  標準語政策と東京語72

第4章 柳田国男と「国語」の思想76

  「国語」と「一国民俗学」――近代批判とナショナリズム76

  「標準語制定」政策の成立83

  「選択」と「同意」86

  「標準語」と「方言」の概念99

  方言周圏論言語地理学103

  地名の権力112

  日本語日本人の起源115

第5章 「狭義の日本人」と「広義の日本人

   ――山路愛山日本人民史』をめぐって

  「日本人」とは誰のことか

  山路愛山の『日本人民史』

  古代の「日本帝国」

  愛山の「ツラン主義」

  愛山比較言語学と進化論

  むすび

第6章 「正音」の帝国

  音声としての「国語」の発見

  「正音」の帝国としての「国語

  アメリカの「ろう教育」の展開と視話法の発明

  「視話法」と伊沢修二

第7章 国語学言語学国学

  「国語学」と「国学」の距離

  ヨーロッパにおける文献学言語学対立

  時枝誠記言語学批判

第8章 「国語」ということばの新しさ

  「国語」という新しいことば

  語か言語全体か?

  普通名詞固有名詞か?

  内と外の視点

  国語と祖国

第9章 「日本語」と「国語」のはざま

  日本語のふたつの顔

  植民地の「国語」・帝国の「日本語

  「国語/日本語」の二分法

第10章 「日本語」への絶望

  「桎梏」としての「国文学

  志賀直哉北一輝の「日本語廃止論」205

第11章 「国語」と言語的公共性

  「国語」と「日本語

  「国語」と「母語

  「国語」とグローバリゼーション

  公用語言語的公共性

  グローバリゼーションとナショナリズムのはざまで228

第12章 手話言語言語政策

  マイノリティ言語としての手話231

  手話に対する言語政策――EUを例にして244

  言語育成と言語態度252

第13章 多言語主義と言語的民主主義

  近代国家とコ言語政策

  多言語状況と多元的社会構造

  ダイグロシアと機能分担

初出一覧

あとがき

書籍からの画像で注記のないものは、著者の著作権が切れ、刊行後五十年以上経っているものである筈です。