『京ことば・大阪ことば』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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『京ことば・大阪ことば』

大阪読売新聞社京ことば大阪ことば』浪速社 1965.8.15

昭和四十年三月下旬から五月中旬にかけ、読売新聞大阪京都版に連載されたもの

とくに大阪学芸大学教授前田勇、帝塚山学院短大教授楳垣実京大教授阪倉篤義の三氏にはお世話になった。

まえがき (坂田源吾)

生きる千年の歴史 女房ことば

まるう洗練される 東と西

もとは公家ことば 風呂屋の湯の中で

道案内にも敬語 あなたさま

やさしさ残す地方 郷愁 一三

"おいでやす"で蔵が建つ お客が主人 二五

"うだつ"にあこがれ でっちどんの悲願 二八

"ええし"めざして 金銀が氏系図

間をおく"さよか" 男がたたぬ

"がめつい"は合成 新語誕生 三七

ケチと違うしまつ 創意くふう 四〇

おっとりと格式保つ 船場のプライド 四三

むかしは"ご料人" 花嫁ご寮 四六

敬語使って身内の話 流れの末 四九

花嫁修業に"塩踏み" かわいい子に旅 五二

地震がゆれてはる 見栄坊たち 五五

織り元は能率本位 中間層 五八

島之内から大阪弁 新しい主人たち

芝居から広がる 流行は舟にのって 六四

くるわ育ち"あんた" 花をそえる 六七

どすは花街から 島原と祇園 七〇

とんだ山だし芸者 太夫とおいらん 七三

千年の歴史に危機 標準語の普及 七六

変化を写す「細雲」 明治大正昭和 七九

新語も同じ根から 伝統は生きている

"すかたん"がいのち 駄洒落ユーモア

かみこなした表現 ひらかなの感じ

43通りもの表現 持ち駒豊富

庶民生活が裏打ち すたらぬ流行

母音にかけた深情 ヨロガワノミル

七本目は姫小松 「しち」「ひち」「なな」

かど立てぬ心づかい 歯抜け

ニコニコ取り引き まわり道

的を射る突飛な形容 びっくり精神

高い庶民の素養 上方の笑い

くずれた京都中心 休火山

秩序を保つ丁寧さ 隣の目

古風さ残す河内弁 河内ライコン

字では出せない味 裸の町の表情

発達した社交辞礼 京のお茶漬け

やわらかさの秘密 上方の土

茶の湯に通じる心 和敬静寂

座談会には向くが 直線と曲線

上方式の大宅評論 西のスタイル

敬語の誤りから乱れ 国語への悪影響

標準語混りの新方言 シッポは残る

能率と美しさ追求 町の運動家

個性育てる日常語 子供の詩

親しい交わりの条件 方言のすすめ

物言う千年の歴史 やまとことば

あとがき (工藤貫一)

      表紙 鍋井克之

書籍からの画像で注記のないものは、著者の著作権が切れ、刊行後五十年以上経っているものである筈です。