『中村幸彦著述集8戯作論』

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『中村幸彦著述集8戯作論』

中村幸彦著述集第八卷』中央公論社

ISBN:4124021488

 第八巻 戯作論

  増補戯作論

前 言

第一章 戯作の意義

 体系的概念と歴史的概念

 国文学者使用例

 戯作、創作についての社会の意識

 歴史的概念「戯作」

 戯作の範囲

 「戯作」の用例(漢詩文)

 「戯作」用例(和文)

 「戯作」の用例(宝暦明和期)

 「戯作」の用例(安永、天明以後)

 再び戯作の範囲

 戯作即ち当世本

 戯作の意義

 戯作の読み方

 「げさくな」の語源

第二章 戯作の発生とその精神(一)──文人趣味とその推移──

 戯作発生期の時代概観

 文化界の様相

 養子論議

 文人趣味

 文人意識

 文人趣味の流布

第三章 戯作の発生とその精神(二)──離世的精神──

 強い自己意識

 知識人の処世態度

 即世的姿勢

 慨世的姿勢

 離世的姿勢

 離世的精神

 千葉芸閣の揚合

 武田梅竜の場合

 老荘思想の流行

 第二文芸に遊ぶ

 当代の文学思潮(一)

 雅俗の論

第四章 前期戯作界

 当代の文学思潮(二)

 俗への傾斜

 文学的放蕩

 中国の先例

 知識人小説界進出

 新風体の創出

 使用した「戯作」の意味

 自給自足的戯作界

 例の一──『跖婦伝』をめぐって

 例の二──沢田東江をめぐって

 前期戯作者

第五章 後期戯作界

 寛政の治

 戯作者の交替

 新しい読者

 後期戯作者の態度

 出版界の様相

 文学界の全国的統一の気運

 三都書物屋仲問の関係

 小説出版形態

 作品の大衆性

 作品の商品化

 職業的、準職業的戯作者

 戯作者気質

 卑下慢

 職人性

第六章 戯作表現の特色(一)──発想法──

 一 うがち

  穴

  うがつ

  癖

  気質

  息過

  高慢、自慢、みそ

  江帥

  病、失、非

  うがちの姿勢

  悪口

  諷刺教訓

  裏面観、側面観

  うがちの性格

  無用、むだ

  低徊趣味

 二 ちゃかし

  ちゃかしの用語例

  表裏の二面

  黄表紙の絵

  論議洒落本の例

  のぞき

  三馬作品の例

  はぐらかし

  社交性

  呼吸

第七章 戯作表現の特色の──構成法──

 趣向

 世界と趣向

 趣向をめぐる作者鑑賞

 趣向の性質(一)(遠心力性)

 趣向の性質(二)(新奇)

 趣向の性質(三)(非第一義性)

 趣向の性質(四) (読者の協力の予想)

 趣向の性質(五)(構図性)

 趣向の性質の概要

 文壇原因

 文学の芸能的性格

第八章 戯作表現の特色(三)──趣向の形式──

 見立

 へんちき論

 吹寄

 綯い交(訳文)

 地口

 戯作における出現の様相

 戯作以外における見立

第九章 戯作文章の特色

 客観的描写

 感覚的描写

 二面描写

 狂講的舌耕

 舌耕文章の特色

 戯作の文章の変化

 黙約の文章

 末梢的描写

 構成的文章

第十章 戯作作風の推移

 草双紙

 洒落本から人情本

 滑稽本の前後期の相違

 作風変遷の大勢

 読本の前後期の相違

 小説の位層の上昇

後語────近代への接続──


付一 遊子方言評注

付二 孔子縞于時藍染評注

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